フラヌールとは遊歩者のこと。
遊歩者は街中に居ながら世間の外れにいて、都会の小道をひとり歩いている者。
ありふれた傍観者でありながらも、彼自身もそのまたその観察をどこかに記したくなる、ごくありふれた都市の生活者でもある。
口数を減らそうと思えども、聞いて欲しくばついつい立て板に水。
伝えたいとは思えども、伝えようとすればレビューとなる。
あえて空白に流し込めば散り散りのポエムになる。
語るは己の口よりも、対峙するモノに任せて。
レビュアーよりもポエマーで在りたい。
自らの日々の観察者として。
Less logic.